『明日のナージャ』の評価が低い理由を考察してみる

アニメ

『明日のナージャ』は夢のクレヨン王国、おジャ魔女どれみと続く、テレビ朝日の日曜朝8時半枠というとても恵まれた時間に放送していたアニメです。

さらに「内容もとても面白い」のにも関わらず、同年に放送していた実写版セーラームーン、ミルモでポンに「おもちゃの売上」「視聴率」で負けてしまいました。

今回はこの黒歴史的扱いをされている『明日のナージャ』が失敗した3つの理由を書いていきます。

スポンサードリンク

①内容が子供向けではないから

日曜の朝といえば子供が休みでアニメを見る時間なので間違いなく「子供をターゲットにしている」はずですが、

『明日のナージャ』は「100年前のヨーロッパという子供が想像しにくそうな時代&場所の、遺産相続のドロドロとした話」になっていて、

演出までもが(26話の細田守などが特に)かなり子供が理解しにくいものになっています。

これではターゲット層が子供とはとても思えません。

しかも、それをあの可愛いキャラデザでやっているのだから『まりんとメラン』のような「ハートフルボッコアニメ」以外のなんでもない。

②1話見逃したら「内容が理解できない」

この時間帯に放送しているアニメは

「問題が発生→変身→解決」という悪く言えばワンパターン、良く言えば小さい子が想像しやすい流れになっています。

しかし明日のナージャは、このお決まりのパターンをガン無視するかのように毎回、話が先へ先へと進み、伏線もあるので一話見逃すと謎が出てきてしまう話の作りになっています。

ですので1話でも見逃した子供たちは理解するのに必死であることは間違いありません。

よく言えばとても濃い内容ではありますが、子供がメインターゲットのこの時間帯には適していないでしょう。

③ナージャに憧れる要素がない

ここが最も商業的に失敗した理由だと思っていて、ナージャには憧れる要素は一つもないと言っても過言ではないでしょう。

それはナージャの境遇が問題であり、

「死んだことにされて施設に預けられる。その施設が火事に遭い、ブローチを狙われながら一人で旅立ち、やっと母親と再開できたと思ったら友人が自分のニセモノとして現れる」と、ものすごく不遇です。

このアニメを見ている女の子たちはそんなナージャを見て、憧れるわけがありません。

そうなると関連グッツが売れない

ナージャになりたいという女の子がいないということは、誰も関連グッツを購入しないということです。

この時間帯のアニメはグッツの販売促進も兼ねているため、これは致命的な欠点になります。

対して、同じ時間帯のアニメ「おジャ魔女どれみ」や「プリキュアシリーズ」は、何か問題が発生すると変身して得た力により無理難題を解決しているため、その姿を見て小さい女の子は憧れないはずがありません。

そうなれば当然、関連グッツ(変身系のグッツ)は売れるでしょう。

ただそれでも唯一「ナージャに憧れそうなシーン」と言えば、ダンデライオン一座で踊っているシーンでしょうか。もしかしたらそれを見て、ナージャになりたいと「バトン」と購入する女の子はいるかもしれませんがかなり少数でしょう。

終わりに

ナージャは素晴らしいアニメです

「明日のナージャ」は、放送する時間帯が合っていなかったばかりに、

あまり良い評価をされているとは言えませんが、「内容、音楽、キャラデザ、演出」それら全てが素晴らしいです。

それを証明するかのように海外での評価はすごい高いアニメなのです。

深夜に放送していたらもっと評価が高かったばかりに、とても惜しい作品です。アニメ好きならば死ぬまでに1度は見ることをオススメします。

スポンサードリンク