こんちゃっす、どうもヤシタです。
早いもので、あっという間に「1年間の休学生活」が終わりを迎えました。
今回の記事では、僕が実際に1年間休学してみて感じた「1つのメリット」と「4つのデメリット」、
それから休学中に「こうすればよかった」という「後悔している1つのこと」も紹介していきます。
「休学を考えている」という人や「休学をしている」という人に向けても、伝えたいことを最後に書きましたので読んでみてください。
休学しての「1つのメリット」
とにかく時間がある

休学してのメリットですが、当たり前ですが「まとまった時間」がたくさんできます。
大学の「夏休みや春休み」は長いですが、長いと言えど2ヶ月程度なのでやれることと言えば当然限られてきます。
しかし休学することにより半年~2年ほどのまとまった時間がとれるため、さまざまな活動に取り組むことが可能になります。
一例としては
- 長期のインターンを行う
- 海外留学をする
- ボランティア活動に励む
- プログラミングの勉強を始める
- 国家公務員の試験を受ける
- バイクや自転車で日本1周する
- 世界を1周する(バックパッカー)
などが定番であるように思います。
普通に「大学に通っていたり、社会人をやっていたり」すると上記のことを行うのはなかなか難しいですが、休学は時間があるのでそれらが可能になります。
若いうちに「まとまった時間がとれる」というメリットは、「後悔しない人生を歩む」という視点で考えてみてもかなり魅力的なものだと言えます。
僕が休学中にやっていたこと・・・

僕は大学の「学費と生活費」を貯めるという経済的な理由で休学をしました。(せざるを得なかったです)
そのため、メインの活動は月16万ほど掛け持ちのアルバイトで稼いで、あとは習い事(絵画教室)に通うというものでした。
ただブログもぼちぼちやっていたため、この休学期間中に「大学生の平均バイト代」ぐらいは収益化する仕組みが作れたり、企業の方から何件か案件をいただいたり、ライターとしてお仕事をいただいたりもしました。
それと、ちょっとだけ英語と歴史に関して勉強したり、1つだけですが資格も取得しました。
趣味に関しては、僕は「読書と絵」が好きなので、ぼちぼち読書しつつ、ときにえっちな絵を描いたりしていましたね。
らくがき pic.twitter.com/L2jsSZRYHt
— ヤシタ@ブログ (@yashita_log) September 9, 2018
休学中に読んだ本で1番良かった作品は『行かずに死ねるか!』です。めちゃくちゃぞくぞくしましたし、休学する人や休学中の人にはオススメできます。
こうして振り返ってみると、割といろいろな活動を行っていたように思えますが、それでもまだ時間に余裕があった(ダラダラしてしまう時間が多かった)ような気がします。
休学のメリットは数でこそデメリットには劣ってはいるものの、この「とにかく時間がある」というメリットはそれだけ価値のあるとても大きな利点であるように思います。
休学しての「4つのデメリット」
1.休学はとにかく「孤独」との戦い

1年間休学してみて、「とにかく孤独」だったということが、メリットデメリット関係なしに、1番強く抱いた感情でした。
大学のメンバーとは疎遠になる
まず、休学前と大きく異なったのは「大学のメンバーと疎遠になる」という点です。
大学の友人やゼミの人たちとは「ほぼ毎日」LINEで課題に関する会話をしていました。
しかし、休学するときに実家に帰郷したという理由と、もともと薄い友情関係だったということもあり、大学の誰とも会話をする機会がなくなりました。
恐ろしいことに、休学してから1年が経過した現在まで、そのまま大学の誰1人とも連絡を取っていません。
ただし、「1番仲の良かった本当の友人が家庭の事情で連絡が取れなかった」という理由と、
周りの大学生たちと境遇が違うという理由で「連絡を取ることを極力控えていた」ということもあるので、これは少し特殊なケースです。
精神的な面での「孤独感」もすごい
休学は「大学と距離を置く」ので、当然「物理的に孤独」になりますが、それだけでなく「精神的な孤独感」も存在しました。
例えば、同級生は「就職しているか、大学に通っているか」のどちらかなので、同級生に対する「引け目」のような感情が常に存在してしまい、そういった精神的な面でも孤独感が大きかったです。
中学までの友人が、大手出版社から内定もらったらしく、来年からラノベの編集者になるらしい…
焦りを感じる
— ヤシタ@ブログ (@yashita_log) July 19, 2018
また、漫画喫茶で漫画を読んでいるとき、ふと「なにやってんだろ俺」みたいに猛烈な「孤独の恐怖感」に襲われましたね。
ちょっと何を言っているのか分からないかもしれませんが、具体的に言い表すことのできない孤独の恐怖が存在したということです。(自分でもなにを言っているのかよく分かりません)
休学を通し「孤独だった」というものがとにかく1番大きく感じた感情ではありますが、
「学校」という1つの組織から離れることで、冷静に自分を見つめなおす機会が作れます。
その結果、じっくりと自分の性格や傾向などの自己分析ができるので、そういう意味では「孤独」もある意味のメリットという考え方もできます。
2.社会的な立ち位置が少し気になる

休学してみて、どうしても社会的な立ち位置について考えてしまう機会が多くなったです。
先ほども言いましたが、「周りの同級生たちとの比較」も常に存在してましたが、町に出かけてもいろいろと気にすることが増えてしまいました。
例えばどういうことかと言うと、
僕が昼間から買い物に行ったりすると「周りからニートだと思われないかな?」と妙に気になってしまうなどです。
部屋にいるときに「小中学生の下校する声」が聞こえてきたら、「これじゃあニートの上位互換なのではないだろうか」と考えたり、昼間からのアルバイト中にも「お客さんにフリーターだと思われていないだろうか」と気にしてしまうことが多々ありました。
もちろん、これは僕がちょっと神経質すぎるところもあると思いますが、「社会的な立ち位置」について考えてしまう機会が増えるというのも、休学あるあるだと思います。
3.大学に戻りたくなくなる(大学に対してネガティブに考える)

僕は大学を休学してからというものの、常に「大学には戻りたくないな」と強く思うようになってしまいました。
「戻りたくない」という気持ちは、休学した人なら少なからず抱く感情だと思いますが、もちろん「その人の休学した目的」によってその度合いは異なるとは思います。
例えばインターンをするということが目的の場合は、就職活動の準備に近い形なので、大学に戻りたくなくなるということは比較的少ないように思います。
しかし僕のように、「学費や生活費を貯める」ということが目的で休学せざるを得ない状態の人なんかは「大学に戻りたくない」と思う気持ちがより強くなるはずです。
それだけだったらいいのですが、
「こんな苦しい思いをしてまで大学に戻る意味ってそもそもあるのか?」とか「そもそも就職したくないし、このままフリーランスでいいんじゃね?」
という大学に対するネガティブな面ばかりが見えてくるようになりました。
9ヶ月間「大学休学」して分かったことだけど、戻りたくなさすぎてヤバイ。そのまま大学辞めちゃう人多いわけだと実感。
学校に行かないと、どんどん登校するのが億劫になる不登校児の心理と似てる
— ヤシタ@ブログ (@yashita_log) June 2, 2018
4.休学費がかかる

国公立大学は基本的に「休学費は無料」ですが、私大のほとんどは「休学費」がかかります。
これは意外と知らない人もいるようで、中には「休学をする際に初めて気が付く」という人もいるそうです。
「休学費」に関しては、各私立大学によって異なりますが、高いところだと「年20万円」ほどかかります。しっかりと確認してから休学するようにしましょう。
有名私大30校の休学費に関しては以下↓です。
ちなみに僕の大学は「学費がめちゃくちゃ高い私大」ですので、当然のごとく休学費は「20万+(手数料)」でした(呆れ)
学費を貯めるために、アルバイトも掛け持ちでやっていましたが、これはかなりの痛手で、なかなか貯まらなかったですね。
こうして見ると、休学は一見するとデメリットが多いように見えますが、唯一のメリットである「とにかく時間がある」というのは、それだけ価値の大きいわけです。考え方次第では、普通に大学に通っているよりも貴重なものだとも思っています。
休学してみての、たった1つの「後悔」
「徹底追及」これこそが1番大切

1年間「休学してみての後悔と反省」についてですが、「1つのことを徹底的に追求する」ということが1番重要であると実感しました。
なぜかというと、僕は休学中に「読書したいし、資格の勉強もしたいし、記事も書かないとだし、絵も描きたいし」というように毎日やることに迷いがありました。
しかも、迷うだけで何も作業に取り組んでいないということが多かったです。(これはウィルパワー(意志力)を消費してしまうというのが原因です)
実際に科学的にも「短期的に1つのことだけに集中した方が成果も出るし、効率も良い」ということが分かっています。
例えば、もしも1年間休学をすることになって、「英語とプログラミング」のような全く別のことをやりたいと思った場合、「朝に英語をやり、昼からはプログラミングの勉強」というようなやり方は良くないわけです。
最初の半年は「英語を徹底的に勉強」して、後の半年は「プログラミングを徹底的に勉強」というように「思考の切り替え」を少なくする方が科学的には成果が上がると言われています。
ただ、僕がこのことに気がついたのは、もう既に1年が経過するという段階でした。そういう意味では知識というものが1番強力な武器であるようにも思います。
しかし、最低でも「週15時間」以上取り組めるテーマにしましょう

最近発売された「「3か月」の使い方で人生は変わる」という本には、
週に15時間以上取り組めないものであれば、テーマを変更した方がよろしいと仰っています。
例えばプログラミングの勉強をしようと思ったけれど、週15時間も情熱を注ぐことができないようであれば、そもそもテーマ選びがミスっているということですね。
1つのことを徹底的にというのは重要なことですが、もちろん「思考の柔軟性」も必要なので、これでやっていくことは無理だと判断したら、ときには諦めて、違うテーマに変更するというのも重要なことです。
これに関してはすごく難しいので、後悔しないように全力で頑張る他ないです(投げやり)
終わりに
「休学しようか迷っている人に伝えたいこと」とか
上でも書きましたが、休学して感じた「メリット」は数こそ少ないですが、若いうちの「まとまった時間」というものは、本当にそれだけ価値の高いものだと思っています。
「資格の勉強をする」「長期インターンを行う」という就職に関することから、「世界を周ってみる」などの視野を広げる活動を行うことも可能です。
そして、「もっと学生のときにあれをやっておけば」とか「こういう業種にすれば」というような「社会人になって後悔する」人は非常に多いわけです。
確かに休学は社会的には辛い部分はありますが、「学生の内に後悔しないようにチャレンジする」という意味で休学するのは非常にアリだと思います。
少なからず「自分をもっと冷静に見つめなおしたい」とか、「方向性に迷いがある」と思っている人は、積極的に休学してみても良いんじゃないかなぁと思います。それで一生後悔するよりは幾分にも良いでしょう。
それから僕のように経済的な理由で休学せざる得ない人も中にはいらっしゃることかと思います。辛い気持ちはよく分かりますが、僕は「休学したという経験」そのものが財産になると思っています。
1日12時間とかバイトしてた僕ですらある程度「時間がある」と言っているのですから、この機会に好きなことにチャレンジして後悔しないように全力で努力してくださいな。
少なくとも僕は1年間休学してみて、とても良い人生経験になったと思っています。